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ナンパの果てに見えるモノ

ナンパの果てに見えるモノは天国か、はたまた…

一即の重み

大きなことを成し遂げるために力を与えてほしいと神に求めたのに、

謙虚さを学ぶようにと弱さを授かった。


より偉大なことが出来るようにと健康を求めたのに、

より良きことができるようにと病弱を与えられた。


幸せになろうとして富を求めたのに、

賢明であるようにと貧困を授かった。


世の人々の称賛を得ようとして成功を求めたのに、

得意にならないようにと失敗を授かった。


人生を楽しもうとたくさんのものを求めたのに、

むしろ人生を味わうようにとシンプルな生活を与えられた。


求めたものは何一つとして与えられなかった。


しかし、願いはすべて聞き届けられていた。


私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されていた。



ニューヨーク市三十四番街にある物理療法リハビリテーション研究所の受付の壁にある南部連合の無名兵士の詩)






アポ5連敗。

今までアポで負けることはあったが、ここまで立て続けに負ける経験は初めてだった。


私を励ます意味合いも込めて、某ナンパ師に勝ちを約束されたステージを用意していただいた。


しかし、ここでも負けてしまう。


負けの要因は、とても些細な理由だった。

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ナンパを始めてから、そこまで苦しむこともなく、そこそこの結果を出せるようになってきた。


周りからも認められて、少しばかり天狗になっていたのかもしれない。


ある日を皮切りに負けることが立て続けに起こった。


何故負けているのか、全くわからないままアポをこなす。


そして、負ける。


その繰り返しになっていた。


最後には某ナンパ師主催のホムパでの痛恨の負け。


用意されたステージでさえ、負けてしまうほど私はダメになっていた。


某ナンパ師の方にも励まして頂き、頑張ろうとは思うものの、果たして何が原因なのか分からなくなっていた。


すべて今まで同じようにこなしているはずなのに、何が変わってしまったのか。

途方に暮れそうになった。


あれほど楽しめていたナンパがまったく楽しくない。

楽しくないどころか、苦行にしか感じれなくなった。


このままいっそのことナンパなんてやめてしまえば、こんな事も考えなくて済む。

そう考えることも日に日に増えていった。


気を紛らわすためにすでに関係を持った女性とたわいもない会話をしようと連絡をした。

この子はとてもエネルギッシュで何事もとことん楽しんでいた。

もちろん、男遊びについても例外ではなかった。


俺が多少の女遊びをしている事も知っている。


アポっても即れないことを冗談めいて話したり、くだらない会話で気を紛らわすつもりだった。


しかし、彼女は俺の何気ない一言を見逃さなかった。



女の子『誰かいい男いたら紹介して笑。みんなで遊ぼう!』


俺「〇〇はいろんな男と遊べればいいんでしょ?」

『私はただみんなで楽しみたいだけ笑』

「遊べばいいやん」

『別に誰がいなきゃダメ!とか、誰いたらやだ!とかはない。みんなでワチャワチャ楽しめれば良い。』

「そかそか」

『あくまでみんなが楽しめるのが前提ね。』

「うん」

『先ほどの発言からよほど余裕がないとみたから、ホントに休みな笑』

「おけ」

『まぢで笑。一旦冷静になれば、タダオさんなら大丈夫やて笑。』


今振り返ると、相当落ち込んでいて冷静な判断ができなかったのだろう。

普段なら、死んでも言わないような一言が口を突いて出た。


「俺に自信くれ」


しかし、とっさに本能がこれはダメだと思い、すぐ二通目を送った。


「いや、〇〇に求めて俺がバカだった。気にしないで」

『自信は他人に求めるものじゃないと思ってる。自分信じることでしょ?自分が自分見失ってどうするんや笑』

『なんか初めて会った時のタダオさんじゃない笑。もっと自分らしくいればいいのに笑。』

「俺変わった?自分でもなんとなく感じている、昔の自分じゃないことに。」

『うん、何か知らないけど、何をそんなに焦ってるの?と思う。楽しめてないよね今、多分。』

「確かに。何も楽しめてない。」

『いったんすっぱり離れるのもありだ。休憩。そ〜ゆう時は何してもダメ。モチベ最悪やろ?笑』

「かなり最悪」

『その負のオーラで話しかけられても、女の子は落ちませんぜ笑』

「・・・」


返す言葉が見当たらなかった。


自信は人から与えられものではないことなんて分かっていた。

いや、わかっているつもりなだけだった。

周りのナンパ師から認められたい。尊敬されたい。

その思いから、即数へのこだわりが強くなりすぎて、

いつの間にかただの即数製造機に成り下がっていた。

俺がナンパを始めた理由はとてもシンプルなものであった。



みんな楽しそうにしてたから。



ただ、それだけだった。

またとあるナンパ師の方はこんな言葉を残してくれた。



「ナンパ師は勇気を与える人たちですからね。」



勇気を与える立場の俺が、誰かに勇気を求めてしまったことを強く恥じた。

また別のナンパ師に相談したら、こんな返事が返ってきた。



「気にせずひたすらアポるのみですね笑。いつか勝てますから笑」



みんな俺よりナンパ歴は長く、俺よりも様々な経験をしてきている。

それなのに自分ばかりどん底のように落ち込んでしまった。

とても恥ずかしいという気持ちとともに純粋にナンパを楽しめなくなっている自分に気付いた。

前は声をかけて和めただけで楽しかったのに、いつしか即数ばかりを意識して、

ただの数追いゲームになっていた。

次のアポは即は意識せず、相手を楽しませることに力を注ごう。

そして、肩の力を抜いて、自分も楽しもう。

ただし、すでに決まったアポがあった。

名古屋からわざわざ俺に会いに来るためにわざわざ遊びに来てくれる女の子。

普通に考えれば、負けることはありえない。

しかし、この負のオーラをまとった状態であれば、あり得ない事態でもなかった。



某日21:00


とある場所で待ち合わせをし、そのまま一緒に自宅へ移動。


自宅に到着し、たわいもない話をした。

仕事のこと、家族のこと、休日の過ごし方など。

会話がひと段落し、一瞬静かになった。

その瞬間にハグを試みる。


抵抗された。


「あ、やっぱりだめか。」

ふと脳裏にこんな考えが浮かんだが、すぐに頭から消し去り、まずはもっと会話を楽しもう。

そして、会話の中から抵抗した理由を探り出そうと思った。

また何気ない関係ない会話をしつつ、さきほど抵抗した理由をそれとなく聞き出した。

答えは【今日は一日中動き回って汗臭い。臭さで嫌われたくなかった】だった。

今まで抵抗があった際は常に自分のベクトルを向け、すぐ「俺のこと嫌い?」なんてことを話していた。

なんだ、こんなことかと思った。

そして、同時に相手の気持ちを正しく汲み取れていなかった自分を責めた。

ここからは汗臭さが全く気にならなかったことなどをきちんと伝え、それでも君をもっと知りたいという熱意を伝えた。


願いはすべて聞き届けられた。

そして、求めたものも手に入った。


お互い愛し合った後、翌日のデートプランを考えた。

そして、翌日はデートプランを忠実にこなし、お互いヘトヘトになるまで遊び倒した。

別れの時間となり、駅改札まで見送り。

彼女はとても名残惜しそうにこちらを見て、

「また必ず遊ぼうね!とても楽しかったよ。ありがとう!!」

と言ってくれた。

女の子からのありがとうを久しぶりに聞いた瞬間だった。

女の子を楽しませた結果、おこぼれとしてもらう即。

いつしか、勝ちにこだわりすぎて、楽しませることを忘れていた。

まずは相手を楽しませ、合わせて自分も楽しむ。

それがナンパの醍醐味なのではないだろうか。

これからもナンパをする上で楽しさを核にすることを忘れないためにこの記事を残します。


またこのブログを書くにあたり、影響を与えてくれた多数のナンパ師の方にこの場を借りてお礼申し上げます。

ナンパを始めてなかなかうまくいっていない人へ。

やり続ければ、必ず結果は出るし、もちろん出ないこともある。

結果が出ずに楽しくない時期もある。

立て続けに負けることもあるだろうし、楽しさを見失うこともあるだろう。

世の中に絶対なんてない。

ただ、1つだけ言えることがあるすれば、この一言に尽きる。



ナンパには夢がある。


さぁ、素敵な出会いを探しに行こう。