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ナンパの果てに見えるモノ

ナンパの果てに見えるモノは天国か、はたまた…

リスタート。

『行けると思うならどこまでも。

やれると思うならどこまでも。

好きなようにやったらいいじゃないか。限界を決めるのは自分ってことだよ!』

 

ポケットモンスター

イッシュ地方ホドモエシティジム ジムリーダー ヤーコン

ーーーーー

お盆。

 

 

世間は先祖供養のため、帰省ラッシュでごった返していた。

 

自分も帰省して先祖供養をするつもりだったが、諸事情により断念した。

 

ただ、せっかくの休暇だ。

今一度、自分を見つめ直すためにも一人旅に出ることにした。

 

 

 

 

環境を変えれば、何かが変わると信じて・・・

 

 

 

 

場所は何かと縁がある名古屋と某地方都市の2箇所に決めた。

 

名古屋ではアポがあったこともあり、のんびり構えていた。

 

 

 

アポ当日。

 

 

事前連絡をし、待ち合わせ場所の確認をしようと連絡する。

しかし、急用ができ、会えなくなったと言われる。

 

ナンパにおいて、ドタキャンはよくあること。

 しかし、ここは東京から遠く離れた土地。

 

一瞬に手持ち無沙汰になってしまった。

 

場所に縁があるとはいえ、特に親しい友人がいるわけでもない。

また特別な予定を入れているわけでもなかった。

 

 

これはソロストするしかないのか。

 

 

しかし。

 

しばらくナンパしてなかったせいか、第一声を躊躇してしまう。

もともと非モテの俺が今まで躊躇せずに声かけできたほうが凄かったのだろう。

 

 

 

『何しに名古屋まで来たのだろう。このまま、東京に帰って家でゆっくりしてたほうがいいんじゃないか。』

 

 

 

そんな言葉が頭を何度もよぎった。

 

しかし、このまま東京に帰ったとしても、何も残らない。

せっかく名古屋まで来たんだ、何かブログに書けるようなネタができるまで当たって砕けよう。

 

普通に声かけできないのであれば、何らかの道聞きナンパやネタナンパでもしてみよう。

時間もちょうどお昼であったため、おすすめランチ教えて!で声かけすることに。

 

 

 

『すみません!この界隈で観光客におすすめのランチ知りませんか?』

 

 

 

2.3人に声かけするも、名古屋名物やラーメン屋を教えてもらうが連れ出しまでのトークができず。

 

普通の観光客に成り下がってる自分に落ち込みつつもお腹がすいていたため、オススメされたラーメン屋に行くことに。

 

遠方の土地で1人で食べるラーメンほど虚しいものはない。 

 

しかし、お腹が満たされて気力体力ともに回復したおかげか、いいアイデアを思いついた。

 

最近始めたポケモンGOをネタに声かけしよう。

 

まずはポケモンGOで遊んでる人が最も多そうな場所をググった。

今の時代、ネットでなんでも調べられる。

 

少し移動すれば、大きい公園があり、ポケモンGOで遊ぶ人もたくさんいるとの情報をゲット。

 

ラーメン屋を後にし、電車に飛び乗り、すぐさま移動。

 

ほどなくして、公園に到着。

 

 

 時刻は正午を少し回ったところ。

 

夏の日差しはすぐに体力を奪う。

 

公園に到着したものの暑さのため、動き回る事が億劫になってきた。

暑さをしのぐのにいい場所がないかと公園を歩き回る事にした。

 

ちょうどいい木陰を発見。

 

 

ん?

 

よく見ると女の子が1人スマホを凝視しながら、必死に指を動かしていた。

 

ここは3秒ルールに従い、間髪入れずにすかさず声かけ。

 

 

『お姉さん、指の筋トレがハンパないですね!』

 

「指の筋トレじゃないです笑。今、ポケモンGOしてるんです(^^)」

 

よく見ると、しょこたんに似ていて可愛い。

 

 

『そうなんですね!てっきりデコピン選手権の予行練習かと思いました(^^)実は俺も最近そのアプリ始めて夢中でポケモン集めて歩いてたら、東京から名古屋まで歩いてきてしまったんですよ(^O^)/』

 

「ふふふ笑。お兄さん、面白いですね!もしや、若手のお笑い芸人とかですか?笑」

 

まずはオープン。

 

しかし、ここからが大切。

どうやって連れ出せばいいのやら。

連れ出すための最も適した理由を考えるんだ。

 

今日の暑さやポケモンGOの話題を中心に話を進める。

しかし、暑さのせいか汗が止まらない。そして、不覚にもハンカチを持ってきていなかった。

 

不覚だ。

 

 

しかし、滝のような汗をかく俺を見て、彼女はこう言った。

 

「それにしても、お兄さんの汗の量すごいですね!ハンカチとかなければ貸しますよ?」

 

けっこう汗かいてるように見えるんだな。

冷たいものでも食べれば、汗なんてすぐ引くだろうに。

 

・・・これだ!

この暑さを理由に連れ出そう。

 

『お姉さん、優しいですね。さすがに東京から歩いてきて、汗たくさんかいたので水分が足りてないんです。そこでお姉さん、オススメのかき氷屋さんとか知りませんか?こんな暑い日にかき氷食べないで、いつ食べるの?!』

 

今でしょ!!笑

なんか言わされた感がある笑。そういえば、私もまだ今年はかき氷食べてないなぁ。」

 

 

とてもノリがいい彼女。話してて、とても楽しい。

 

 

『それなら、ポケモン探しも楽しいけど、かき氷探しの旅はもっと楽しいと思いますよ(^O^)/もしかしたら、かき氷屋にレアポケモンいるかもしれないし!』

 

「それもそうですね。ただ、私もこの辺はあまり詳しくないんですよ。」

 

彼女は名古屋市内からはだいぶ離れたところに住んでおり、東京で開催されるとあるイベントに友達と名古屋で合流し、20時過ぎには出発するらしい。

ただ、予定より早めに到着し、暇つぶしのため、この公園でポケモンGOをしていたようだ。

 

よし、時間はたっぷりある。

逆算して、即までの手順を考える。

 

すぐさま、グーグル先生の力を借り、近くのかき氷屋を探す。

 

 

近くの商業施設にかき氷屋がオープンしているらしく、彼女もその場所は知っていた。

 

気が変わらないうちに颯爽と駅へと促す。

 

道中、自分のことを話した後に相手のことを聞く。

キャッチボールを意識しながら会話を進めた。

 

話せば共通の趣味があり、話に花が咲いた。

共通の話題は話が盛り上がり、和むスピードもだいぶ早くなる。

 

また内容の深堀りも意識して、内容を掘り下げた。

 

そして、いつしか彼女の言葉にタメ口が入るようになってきた。

 

 

 

これはいい傾向だ。

 

いつも意識してるのがハンドテストの前に敬語をタメ口にすること。

タメ口だと、心の距離が少しだけ近づいた気がする。

そして、どんな内容もフランクに話せる気がする。

 

そうこうしているうちにかき氷屋に到着。

 

 

それぞれ食べたいシロップを選び、近くに腰掛けながら、食べた。

 

「2人でかき氷食べるとか、なんかデートみたいだね(^^)」

 

『ホントだね!なんかこういうの久しぶり(^^)』

 

 かき氷を美味しそうに食べる彼女の笑顔にキュンときてしまった。

 

 

食べ終えたが時間はまだたっぷりあった。

せっかくだし、名古屋の美味しいものを一緒に食べて欲しい気持ちを伝え、晩御飯を提案。

 

『今夜はこの出会いを祝して乾杯しよう!』

 

「うん(^^)」

 

名古屋駅近くで楽しそうな名前の居酒屋見つけたから、一緒に行こう。もしかすると、レアポケモンいるかもだし(^^)』

 

公園を後にし、ほどなくして居酒屋に到着。

 

名古屋の居酒屋事情はよく知らなかったが、たまたま入ったその居酒屋は、

ほとんどが個室でしかも座席がL字であった。

 

座席に座り、とりあえずの一杯を頼む。

 

ここからは仕事の愚痴や不満を引き出し、聞き役に徹する。

そして、少しずつ恋愛トークにシフト。

 

『そういえば、今彼氏はいないの?』

 

「いないよー、数ヶ月前に別れた。」

 

『それは寂しいな。別れてから素敵な出会いとかあったんじゃない?』

 

「全然ないよ笑」

 

『ほぅほぅ。彼氏にまだ未練がある、と。これはメモしておこう。』

 

「やめて笑。」

 

『正直、寂しさのあまりその元彼とたまに遊んでるとみた笑』

 

「んー、あたり笑」

 

『笑笑』

 

 

女の子と話してていつも思うけど、元彼とセフレになってしまう子が一定数いるということ。

 

口では別れると言っても、すぐに気持ちを切り替えられる人なんてそういないのだろう。

 

『そうなんだね笑。けど、そういう関係悪いと思わないし、何より自分の気持ちに正直でいいと思うよ(^^)』

 

「そうなのかなー。よくわからないけど笑」

 

『だって、〇〇ちゃんは寂しがり屋の甘えん坊だろうし(^^)』

 

「なんでわかったの?」

 

『話す雰囲気とかでだいたいわかるよ!〇〇ちゃんの場合、特にわかりやすい笑』

 

「なんかアレみたい!メンタリズムだっけ?」

 

『あ、その人知ってる!ズバズバ当てるし、すごいよな(^^)』

 

 

少し踏み込んでは離れる。

そんな会話を繰り返す。

 

『◯◯ちゃんてほんときれいな爪してるよね。日頃の手入れがいいのかな。俺、老眼の気があって、ここからだとよく見えないから、近くで見せて。』

 

口実を作り、彼女に近寄っていく。

 

嫌がるそぶりはない。

 

『〇〇とは趣味も合うし、話してて楽しい(^^)それになんか一緒にいて落ち着くし。』

 

「それ、私も思ってた!なんでも聞いてくれるし、話しやすい(^^)それになんか一緒にいて落ち着く。」

 

『そう思ってくれるなんてとても嬉しい。波長が合うのかもね!』

 

「そうなのかな(^^)」

 

 『それとよりはっきりわかる波長が合うかどうかの確認方法あるんだけど、知ってる?』

 

「そんなのあるの!?」

 

『うん(^^)ハグするとよりはっきりするんだよ。』

 

「えー、知らなかった∑(゚Д゚)」

 

『ここまできて、実は波長合わないとかなったら悲しすぎるから、5秒だけハグして確かめてみようか!』

 

「えーー、ここで?笑」

 

『嫌なら、せんでもいいよ(^^)俺はできたら嬉しいけどね。』

 

「嫌じゃないけど…」

 

『おけ、俺に任せて(^^)ただ、嫌な時はちゃんというんだよ?』

 

「うん、わかった。」

 

彼女をそっと抱きしめた。

あまり力を入れず、いつでも離れられるように。

 

『なんか暖かさが伝わってくる(^^)〇〇は嫌じゃない?』

 

「うん、私もなんか暖かい感じがする(^^)」

 

『お互い波長バッチリだね。エヴァのシンクロ率超えるのも近い(^^)』

 

「なにそれ笑笑」

 

5秒という短い時間はあっという間に過ぎた。

それでも2人は離れることはなかった。

 

しばらくして、スッと離れて彼女の目を見つめた。

 

 

 

顔を近づけると彼女はそっと目を閉じた。

 

 

 

そっと唇を重ねて、すぐ離れた。

 

 

 

『お互い遠くに住んでるから、なかなか会えない。だから、俺はこの瞬間を大切にしたいと思ってる。これから〇〇をホテルに誘うけど、少しでも嫌て思うならついてこなくても大丈夫だからね(^^)』

 

「えー、そんな風に言われても・・・。どうしていいかわからない。」

 

『そうだよね。とりあえず、お店でようか。』

 

そう言ってお会計を済まし、エレベーターに乗り込む。

 

手を差し伸ばすとギュッと握り返してきた。

そのまま抱き寄せてキスをした。

 

ここからの2人に言葉はいらなかった。

 

そのまま、ホテルに移動し、お互いを確かめ合った。

 

 

 

俺はセックスも好きだけど、キスやピロートークがもっと好きだ。

 

 

セックス以上に恥ずかしいことなんて、それほどない。

 

だから、心もだいぶオープンになって、友達のままでは言えないような話や相談もできる。

 

 

 

 

 

行為後、タイムリミットが迫っていたため、急いで帰り支度。

 

その際にとあるものが目に入った。

 

『これ、〇〇の?』

 

「そうだよ(^^)明日のイベントで使うの!」

 

『これはすごいなー。明日のイベントが楽しみだな(^^)』

 

「うん!!」

 

何回見ても飽きない笑顔。

 

俺はこの笑顔に出会うために名古屋に来たのかもしれない。

 

そして、彼女のおかげでいいリスタートが出来そうだ。

 

 

待ち合わせに遅れさせるわけにはいかないため、また会う約束をして、別れた。

 

 

 

 「必ずまた会おうね!!」

 

 

 

彼女は最後にこう言い残し、改札の中に吸い込まれていった。

 

最後の最後まで最高の笑顔で俺を幸せな気持ちにしてくれた。 

 

 

 

数日後、彼女がイベントのNAVERまとめに掲載されてるのを発見して、驚きを隠せなかった。

 

何度見ても、この笑顔には癒される。

  

彼女と別れた後、楽しい思い出を胸に刻みつつ、ホテルへ移動し、眠りについた。

 

 

 

翌日は正午ごろに目が覚めた。

 

そして、颯爽と支度をし、今日起きるであろうドラマを探しに街に出かけた。

 

 

 

この日、即はできなかったものの、昼ストで2人の素敵な女性と出会い、熱い接吻を交わすことができた。

1人は内田嶺衣奈に、もう1人は板野友美に似ていて、とても可愛かった。

 

 

 

自身のタイムリミットである夕方にとある地方都市に行くため、電車に飛び乗り、名古屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストリートはいつもゼロスタート。

しかし、ランダムステージだから、1つとして同じ出来事は起きない。

 

 

ガンシカされたり、罵声を浴びせられたり、連れ出せても奢るだけになったり、ホテルに行ってもキスすらできなかったり、たくさんの失敗がある。

 

それでも即れた時、この数多くの失敗を人は経験と呼ぶようになる。

 

そう考えると失敗なんて、世の中にないんじゃないかなと思えてくる。

 

 

だからこそ、ナンパは楽しくもある。

 

ナンパの楽しさを思い出す、いいきっかけになった。

 

 

 

 

 

少しの勇気と大いなる情熱を持って、また今日も街に出てみよう。

 

 

 

 

 

ナンパ、最高かよ!