ナンパの果てに見えるモノ

ナンパの果てに見えるモノは天国か、はたまた…

コリドーの夜に《弾丸編》

「ヒトは絶望するから足を止めるんじゃない。絶望から這い出ることを"諦め"てしまったから足を止めるんだ。
ヒトは希望があるから前に進むんじゃない。希望を探そうという"意思"で前に進むんだ」

ママ・マリア『ARMS(アームズ)』
________________________________________

年明けの仕事もひと段落したし、今日は早く帰れそうだ。
久々、飲みに出かけようか。

そう思って、とある人にラインを飛ばした。


「飲み行こう!」


返信はすぐにあった。


『タイミングいいですね!実は今、仕事で〇〇付近にいますよー。』

「それなら、20時ぐらいに待ち合わせしよう。」

『分かりました!』


久々のお酒に心躍らせ、急いで仕事を終わらせた。


「久しぶり!」

『久しぶりです!』


ミッキーさん。

この人とは、とある人のおかげで仲良くなれた。
この場を借りて、お礼を言いたい。

基本、年下でも敬語で話すことにしている。
しかし、タメ口で話せる数少ないナンパ師の1人。

彼はクラブでの立ち回りがとてもうまいと専らの評判。
実際に彼のクラナンを見たことはないが、この後の会話でそう思わされた。

またお世辞にもイケメンとは言えない。
しかし、親しみやすい雰囲気ですぐにどんな人とも打ち解けられる。
いつの間にか仲良くなってて、いつの間にか即られる。

そんな言葉がふさわしいナンパ師じゃないかと思う。


「お腹空いたから、ご飯食べながら飲まない?」

『そうしましょうか。
この辺で良い焼肉屋知ってるので、そこに行きましょう!』


ミッキーさんとサシで飲むのは初めてだ。

俺なんかよりナンパ歴が長い彼とサシで飲めるいい機会。
せっかくだし、今日はいろんな話を聞かせてもらおう。

お店に着き、適当に注文。

まずは軽く乾杯。

久々のお酒はやはり美味い。

焼肉を食べつつ、彼にいくつか質問した。

クラスタになったきっかけ。
クラナンを始めたきっかけ。
クラナンのコツ。

その他もろもろ。

彼は色々と教えてくれた。

クラナンを始める前はクラブ音楽なんて何1つ知らなかった。
だから、女の子とより和むために、そして純粋に楽しむためにクラブミュージックやダンスを片っ端から調べて勉強したと彼は言った。

『クラブに遊びにくる女の子は基本的に音好きなが多い。
ただ、出会いを探している子でも建前は音好き。
音好きという共通の趣味ができれば、女の子とも和みやすいですよ!』

当たり前だが、とても大切なことを教えてくれた。

ナンパ談義に拍車がかかり、この後少しナンパしようということに。

久々のコンビナンパ。
少し緊張した。

コンビナンパはお互いの相性があると思っている。
うまくいかない時はとことんハマらない。


『今夜はコンビ即か乱しましょう!』

彼のこの言葉に勇気をもらい、ナンパの聖地に降り立った。

ナンパ通りで有名なコリドー街。
毎夜、何かが起こっている。

ここを訪れるのは数ヶ月以上ぶりだった。
思い出がたくさん詰まっている俺のナンパの原点。

雑談をしながら、通りを歩く。
二人組、三人組の女の子を横目に見ながら。

「あの二人組、声かけてみようか。」

『いいですよ。』

すれ違った二人組を振り返って追いかけた。

声かけの内容は覚えてないが、ビタ止め。
とあるバーへ誘った。

一声かけ目で連れ出し。
コリドーがナンパの聖地であることを改めて痛感した瞬間だった。

お店に入り、四人で乾杯。

和めるものの決定打に欠けており、乱どころかセパレートすら難しいと感じた。
ある程度和んだところでそれぞれLINEを交換。
解散時にセパ打診するもできず。

ミッキー担当子は食いつきがあるようなのでぜひ準即してもらいたい。


『コンビ組んでも、どちらかしか即れないのは楽しくないです。せっかくですから、コンビ即か乱ができなければ、お互い坊主になりましょう♪』

反省会をしている中で、ミッキーがふとこんなことを言ってくれた。

気を取り直して、次の女の子を探そうとした。
その瞬間、ミッキーが動き、一人の女の子に声をかけた。

ミッキーのトーク内容を近くで聞き耳を立てて聞いていた。
声のトーン、間の取り方がうまい。

気付いたら、三人でカラに行くことが決まっていた。
女の子はほろ酔いでとても甘えた感じ。

到着して5分もしないうちにミッキーはディープキスをしていた。

そのあと流れで3Pへ。

しかし、俺は息子がグダったため、手マンのみ。
ミッキーは無事挿入。

行為後は何もなかったかのように笑顔で解散した。

女の子と出会ってから、ここまで30分程度。

これが噂に聞く弾丸即なのだろう。

ミッキーの言葉が現実になった瞬間であった。

その後、お互いは終電も近かったため、再会を約束し、帰路に着いた。

ミッキーはギラついている最中にもかかわらず、途中そっと俺にコンドームを差し出して、先に即ってというアイコンタクトを出してくれたことが今でも忘れらない。

こういうところもまた俺からしたら、男気に溢れていた。


ミッキーの諦めることなく、一緒に楽しいことをするという意思があったからこその弾丸即だったと思う。


本当にありがとう。

 

あと、1つだけわがままを言わせてもらえるのならば・・・

 

次回、コンビ組む時はコンドームではなく、亜鉛とマカをお願いします。

 


ナンパには夢があった。